■患者情報
50代・女性/デスクワーク中心の生活/慢性的な肩こりと頭痛で来院
■主訴(来院のきっかけ)
「ずっと肩こりがひどく、週に1〜2回は目の奥が痛くなるような頭痛が出る」
「頭痛が出るたびに痛み止めを飲まないとやり過ごせない」
とお困りで、当院に来院されました。
■問診でわかったこと
問診・カウンセリングを丁寧に行ったところ、以下のような背景が明らかになりました:
- 肩こりは常に感じており、悪化すると頭痛を伴う
- 頭痛は目の奥にズーンと響くような痛みで、週に1〜2回程度
- 頭痛時は毎回市販の痛み止めを服用している
- 胃腸が昔から弱く、便秘傾向がある
- 寝つきが非常に悪く、1〜2時間かかる日も多い
■検査と評価
評価では以下の特徴が見られました:
- 胸椎(特に上部〜中部)の可動域が低下し、背中が丸まりやすい姿勢
- 後頭下筋群の緊張が強く、頭部の圧迫感や血流障害が疑われる
- 胃・肝臓の可動性低下と硬さ(内臓マニピュレーションで反応あり)
- 頸椎の可動性も悪く、頭部の緊張が高まりやすい状態
- 交感神経優位で睡眠の質の低下がみられる
これらを総合的に判断し、内臓の硬さ+胸椎の可動性低下+交感神経の過緊張が、肩こり・頭痛・睡眠の問題に繋がっていると考えられました。
■施術内容
施術は以下のような方針で進めました:
① 胃・肝臓への内臓アプローチ(手技・鍼)
- 胃と肝臓の可動性を引き出すことで、内臓からの反射的な筋緊張を和らげる
- 交感神経の緊張を緩め、睡眠の質向上にもつなげる
② 胸椎・肋骨の可動域改善
- 胸郭の可動性が出ることで、首への負担が軽減
- 浅くなっていた呼吸も深まり、自律神経が安定しやすくなる
③ 後頭下筋群・頚椎の調整
- 頸部の緊張を緩め、頭痛の原因となる血流障害や神経圧迫を軽減
④ 必要に応じて鍼治療
- 首肩の深層筋や背部の筋肉へのアプローチをより効果的に行うため、鍼を用いて筋緊張の改善を図る
■経過(5回までの記録)
- 初回施術後:肩周りが軽くなった実感あり。当日夜は「いつもより少し寝つきがよかった」とのこと。
- 2回目(1週間後):頭痛の頻度が半減。肩の重さも以前ほどつらくない。
- 3回目(1週間半後):頭痛が出なかった1週間は久しぶりとの声。便通は治療後2〜3日は良好。寝つきの悪さは残る。
- 4回目(1週間半後):忙しい週でも肩こりがひどくならず、頭痛は消失。寝つきも以前より改善傾向。
- 5回目(2週間後):頭痛は2週間出ていない。肩こりはかなり改善し、辛さレベルは10→2〜3に軽減。寝つきや便通の悪さはまだ残る。
現在も2週間に一度、継続的に治療を行っています。
■考察
慢性的な肩こりや頭痛には、「姿勢」や「筋肉の緊張」だけでなく、内臓の機能低下や自律神経の乱れが深く関与していることがあります。
特に、胃腸の不調や肝臓の疲労は、背部・肩甲骨周辺・頸部への緊張を引き起こし、それがやがて頭痛や肩こりへとつながることもあります。
また、交感神経が過剰に働いている状態では睡眠の質が低下し、筋肉が回復できず慢性症状が悪化していきます。
このような場合には、筋肉だけでなく内臓・神経・姿勢まで総合的に整える施術が効果的です。
■まとめ
「肩こり=揉む」「頭痛=薬」では改善しないお悩みには、身体の深部に隠れた本当の原因があることが多いです。
当院では、内臓や自律神経・姿勢のバランスまで丁寧に評価し、根本からの改善を目指しています。
「薬に頼らず頭痛を改善したい方」「慢性肩こりが何年も続いている方」は、ぜひ一度ご相談ください。
千葉県柏市にあるアマナ鍼灸整体院
完全オーダーメイド施術:6,000円
JR柏駅西口から徒歩約5分
休業日:不定休
ご予約でなくても、お身体についてのご相談やご質問等も受け付けております。
ネット予約も可能ですので、お気軽にご利用ください。
■患者情報
50代・女性/デスクワーク中心の生活/慢性的な肩こりと頭痛で来院
■主訴(来院のきっかけ)
「ずっと肩こりがひどく、週に1〜2回は目の奥が痛くなるような頭痛が出る」
「頭痛が出るたびに痛み止めを飲まないとやり過ごせない」
とお困りで、当院に来院されました。
■問診でわかったこと
問診・カウンセリングを丁寧に行ったところ、以下のような背景が明らかになりました:
- 肩こりは常に感じており、悪化すると頭痛を伴う
- 頭痛は目の奥にズーンと響くような痛みで、週に1〜2回程度
- 頭痛時は毎回市販の痛み止めを服用している
- 胃腸が昔から弱く、便秘傾向がある
- 寝つきが非常に悪く、1〜2時間かかる日も多い
■検査と評価
評価では以下の特徴が見られました:
- 胸椎(特に上部〜中部)の可動域が低下し、背中が丸まりやすい姿勢
- 後頭下筋群の緊張が強く、頭部の圧迫感や血流障害が疑われる
- 胃・肝臓の可動性低下と硬さ(内臓マニピュレーションで反応あり)
- 頸椎の可動性も悪く、頭部の緊張が高まりやすい状態
- 交感神経優位で睡眠の質の低下がみられる
これらを総合的に判断し、内臓の硬さ+胸椎の可動性低下+交感神経の過緊張が、肩こり・頭痛・睡眠の問題に繋がっていると考えられました。
■施術内容
施術は以下のような方針で進めました:
① 胃・肝臓への内臓アプローチ(手技・鍼)
- 胃と肝臓の可動性を引き出すことで、内臓からの反射的な筋緊張を和らげる
- 交感神経の緊張を緩め、睡眠の質向上にもつなげる
② 胸椎・肋骨の可動域改善
- 胸郭の可動性が出ることで、首への負担が軽減
- 浅くなっていた呼吸も深まり、自律神経が安定しやすくなる
③ 後頭下筋群・頚椎の調整
- 頸部の緊張を緩め、頭痛の原因となる血流障害や神経圧迫を軽減
④ 必要に応じて鍼治療
- 首肩の深層筋や背部の筋肉へのアプローチをより効果的に行うため、鍼を用いて筋緊張の改善を図る
■経過(5回までの記録)
- 初回施術後:肩周りが軽くなった実感あり。当日夜は「いつもより少し寝つきがよかった」とのこと。
- 2回目(1週間後):頭痛の頻度が半減。肩の重さも以前ほどつらくない。
- 3回目(1週間半後):頭痛が出なかった1週間は久しぶりとの声。便通は治療後2〜3日は良好。寝つきの悪さは残る。
- 4回目(1週間半後):忙しい週でも肩こりがひどくならず、頭痛は消失。寝つきも以前より改善傾向。
- 5回目(2週間後):頭痛は2週間出ていない。肩こりはかなり改善し、辛さレベルは10→2〜3に軽減。寝つきや便通の悪さはまだ残る。
現在も2週間に一度、継続的に治療を行っています。
■考察
慢性的な肩こりや頭痛には、「姿勢」や「筋肉の緊張」だけでなく、内臓の機能低下や自律神経の乱れが深く関与していることがあります。
特に、胃腸の不調や肝臓の疲労は、背部・肩甲骨周辺・頸部への緊張を引き起こし、それがやがて頭痛や肩こりへとつながることもあります。
また、交感神経が過剰に働いている状態では睡眠の質が低下し、筋肉が回復できず慢性症状が悪化していきます。
このような場合には、筋肉だけでなく内臓・神経・姿勢まで総合的に整える施術が効果的です。
■まとめ
「肩こり=揉む」「頭痛=薬」では改善しないお悩みには、身体の深部に隠れた本当の原因があることが多いです。
当院では、内臓や自律神経・姿勢のバランスまで丁寧に評価し、根本からの改善を目指しています。
「薬に頼らず頭痛を改善したい方」「慢性肩こりが何年も続いている方」は、ぜひ一度ご相談ください。
千葉県柏市にあるアマナ鍼灸整体院
完全オーダーメイド施術:6,000円
JR柏駅西口から徒歩約5分
休業日:不定休
ご予約でなくても、お身体についてのご相談やご質問等も受け付けております。
ネット予約も可能ですので、お気軽にご利用ください。